ブルーリ、それはハンセン病と同じ菌に属する恐ろしい病気です。病変部がハンセン病のように変形することから、「ハンセン病の妹」と呼ばれることも多いこの病の多くは、とりわけ西アフリカの遠隔地村の住人を襲っています。ここでは人々は池のような止水で体を洗ったり、洗濯することを余儀なくされており、子供達も沼で遊んでいます。発病の原因となるのは、この土地の止水に生息する虫により主にこの田舎地域で伝染する、マイコバクテリウム・アルセランスへの感染です。ハンセン病の患者と同様に、ブルーリに感染した患者は何重にも隔離されます。感染者の約半数が15歳以下の子供です。