より多く持てる者は、そうでない者に分け与える。声を聞き、耳を傾け、手をさしのべ、彼らのために時間を割く。それが我々の社会的責任であり、secaが重視している事です。困難な条件下でも献身的に人道的ミッションに従事する医師や看護師、医療機関スタッフは、我々にとって本当に社会の英雄です。
彼らは病に苦しむ人を助け、弱者を強くし、老人たちを支え、悲しむ人に慰めを与えています。アフリカの砂漠であろうと、南米のジャングルであろうと、彼らは患者さんの健康と幸せを第一に考えています。そしてそれは、secaも同じです。世界展開する企業として、我々は彼らの崇高なボランティア活動をあらゆる形で支援しています。例えばユニセフや赤十字のような慈善団体や、私的プロジェクトに寄付金を贈ったり、救援物資を提供しています。以下にその一部を紹介したいと思います。
Giving a future to children with heart disease
 
Surgery is vital for children with a congenital heart defect. But unfortunately, not every region in the world can provide such an operation. The pilot project of the children’s hopsital kinderherzen, under the medical direction of Prof. Schlensak, is a solution to this problem.
In Santa Ana, a town in El Salvador, the mobile rescue unit is to be used for the first time in the winter of 2022/2023. This will allow young children to undergo life-saving surgery despite the poor medical infrastructure in their home country
ヨルク・ニチュケ博士 ― トーゴのチェヴィエで、ブルーリ潰瘍
との戦いを支援
ブルーリ、それはハンセン病と同じ菌に属する恐ろしい病気です。病変部がハンセン病のように変形することから、「ハンセン病の妹」と呼ばれることも多いこの病の多くは、とりわけ西アフリカの遠隔地村の住人を襲っています。
ここでは人々は池のような止水で体を洗ったり、洗濯することを余儀なくされており、子供達も沼で遊んでいます。発病の原因となるのは、この土地の止水に生息する虫により主にこの田舎地域で伝染する、マイコバクテリウム・アルセランスへの感染です。ハンセン病の患者と同様に、ブルーリに感染した患者は何重にも隔離されます。感染者の約半数が15歳以下の子供です。
地元住民に啓蒙を行う傍ら、DAHW(ドイツ・レプラ結核支援組織)はブルーリ早期発見のための医療スタッフの育成や、外科的および薬による治療の最適化に取り組んでいます。移動ヘルスウォーカーチームが隔絶された村を回り、患者の世話を行ったり、重症の患者がチェヴィエにある治療センターに移れるように手助けをしています。医学生時代に半年間フランス・マルセイユに留学経験のあるヨルク・ニチュケ医学博士は、トーゴの公用語であるフランス語が流暢に話せるので、ニチュケ博士自身も学校や市場でブルーリについて講演を行っています。
インドにある2つのリハビリセンター
病気を持つ子供たちへの有益な治療
この南インドに2つとない団体での手術や治療を経済的に支援するため、2010年12月にはsecaもCOCに寄付金を贈りました。その寄付金は、COCでの20床のベッドや小児整形外科診療所、理学療法センターや整形外科用工房の運営に利用されています。
また2004年にも、secaはこの支援団体「Patengemeinschaft」を通し、ユルゲン・ツィッペル博士による類似のプロジェクトに参加しました。彼らは1965年より、インドのタミルナードゥ州ケララで孤児や育児放棄された子供、障碍児や未成年者約1500人の世話をしています。寄付金はここでも、リハビリセンター付き整形外科診療所の建築や運営に当てられています。